インターネットとWWW(World Wide Web)の進歩に伴って,世界各地のどこからでも, 自分の都合の良い時間にいつでも,だれでも, オンデマンドで世界中の情報をアクセスすることが出来るようになったきた。
また,マルチメディア技術の進歩に伴って, 文書ばかりでなく音声や画像等を容易に扱うことができるようになってきた。
さらに,Java言語を利用することにより, コンピュータの機種に依存しない マルチプラットホームとなり, 言語の文字種によらないマルチランゲージに 対応することができるようになってきた。
これらの技術的背景をもとに,
いつでも,どこでも,だれにでも利用できるバーチャル・ランゲージスクール
(仮想語学学校: Vertual Language School)の構築を目指し,
オンデマンド・ネットワーク型日本語音声教育システム(LESSON/J:
Japanese-Language Education System for Speech on an On-demand Network)を,
Java言語を用いてWWW上に構築した。
日本語音声教育システム開発の背景を以下に示す。
図1: システム構成図
以下で、ボタンの説明を行う。
このシステムの新規的特色について述べる。
システムの動作例を以下に簡単に説明する。
図4は、外国人のための英語版の日本語音声教育教材選択画面である。
いつでも,どこでも,だれにでも利用できるバーチャル・ランゲージスクール (仮想語学学校: Vertual Language School)として, Javaを用いることにより,マルチプラットホームやマルチランゲージ等の面から, オンデマンド・ネットワーク型日本語音声教育システム(LESSON/J)を簡単に構築でき, Javaの有効性を示した。
今後,VRML(Vertial Reality Modeling Language)による3D技術を 融合することにより,よりゲーム性を高め,視覚化表現を高めることにより, より使いやすい日本語音声教育システムに改善していかなければならない。
Java OSにより、音声言語教育のスタンドアローン携帯型専用機器の構築も可能である。 また、cgiではなくJavaプログラムを使っているため、 本ページのコンテンツのみをCD-ROMに格納するだけで、 独習用日本語音声学習システムとすることができる。
本システムでは、日本語音声教育システムを構築したが、 学習熱の高い英語や中国語の他に、 アイヌ語等のようにほろびる危機に面している言語等に、 本システムのコンセプトは利用可能と考えられる。
最近、文部省もオンデマンド英語教育システムの構築を目指していることを
平成9年8月27日付けの新聞が報じており、生涯学習でも、
いつでも、どこでも、だれにでもという本システムのコンセプトが必要である。
利用者の母語を考慮してマルチランゲージ対応とした。
ネットワークでクラスファイルを転送するには、クラスサイズが小さいことが重要である。
クラスサイズの低減と高速化のため、コンパイル時に最適化オプションを付けた。
これにより、約3割のサイズを低減できた。
Javac -O word.java
音節、単語、文章、子音組、長母音、促音、アクセント、dictationの
8つのソースプログラムファイルがあり、
8個のクラスファイルを用いている。
ここで、dictation.classは、7つの教育教材に対して共通に使われ、
教材作成をモジュール化するとともに、アクセスを容易にしている。
//Copyright (c) 1997-1998 Jouji Miwa. All rights reserved.
// This is an example of source program for LESSON/J
import java.awt.Graphics;
public class dictation extends Applet {
int lesson, N, language;
String Language;
public void init() {
Panel keyin, keyout, bottom;
TextField tf1, tf2;
Lable lbl;
String commands0[] = {
"Input:", "Output:", // English
"\u3053\u305f\u3048", "\u3051\u3063\u304b",// Japanese
"\u56de\u7b54", "\u5224\u5b9a", // Chinese
"\ub300\ub2f5", "\uacb0\uacfc", // Korean
"Keputusan:", "Jawapan:" // Malaysian
};
Language = getParameter("Language");
if(Language.equalsIgnoreCase("Japanese"))
language = 1;
else if(Language.equalsIgnoreCase("Chinese"))
language = 2;
else if(Language.equalsIgnoreCase("Korean"))
language = 3;
else if(Language.equalsIgnoreCase("Malaysian"))
language = 4;
else
language = 0;
keyin = new Panel();
tf1 = new TextField(60);
lbl = new Label(commands0[2*language]);
keyin.add(lbl);
keyin.add(tf1);
keyout = new Panel();
tf2 = new TextField(60);
lbl = new Label(commands0[2*language+1]);
keyout.add(lbl);
keyout.add(tf2);
bottom = new Panel();
bottom.setLayout(new BorderLayout());
bottom.add("North", keyin);
bottom.add("South", keyout);
}
public void paint(Graphics g) {
for(int i = 0; i < N; i++)
g.drawString(hiragana(i), 100 * (i % 5), 50 * (I / 5));
}
public String hiragana(int item) {
return "";
}
}
| |
public class word extends dictation {
public void init() {
lesson = 2;
N = 30;
super.init();
}
public String hiragana(int item)
{
String table[] = {
"えだ","かぎ","かに",
"かめ","くつ","げた",
"しし","すいか","だいこん",
"ちず","とけい","なし",
"なす","ねこ","ねずみ",
"はえ","ぱん","ふじ",
"ふじさん","ふた","ぶた",
"ぷろぺら","へび","ぺん",
"ぽすと","ほん","まつ",
"むぎ","らくだ","りす"};
return table[item];
}
}
|
public class consonant extends dictation {
public void init() {
lesson = 3;
N = 13;
super.init();
}
public String hiragana(int item)
{
String table[] = {
"えんき", "けんき", "げんき",
"せんき", "ぜんき", "てんき",
"でんき", "ねんき", "へんき",
"べんき", "ぺんき", "めんき",
"れんき" };
return table[item];
}
}
|
syllables.class, words.class, sentences.class, consonants.class, vowels.class, sokuon.class, accent.class, dictation.class の8種類のクラスファイルがある。
HTMLファイルのパラメータにより、英語、中国語、マレー語、韓国語、日本語の切り替えや、 ひらがなとローマ字の切り替えを行っている。 すなわち、3クラス*5言語*2文字種*3かな種=90種類の組み合わせが可能であるが、
音声ファイルは、パラメータとして変更可能なため、汎用的になっているが、 音声資料は、転送時間の関係から、総ファイルサイズを少なくするために、 classファイルに組み込んだため、汎用性に欠けている。
以下のHTMLの例は、英語版であり、単語教材を表現している。
また、Java設定をしていないユーザは、設定を促すメッセージが
表示されるようになっている。
<html> <head> <title>Dictation for Japanese Words</title> </head> <body> <applet code = "word.class" codebase = "." width = 760 height = 430> <param name = "Amode" value = "0"> <param name = "Display" value = "0"> <param name = "Language" value = "English"> <param name = "Level" value = "1"> <param name = "Sound" value = "0"> <param name = "Network" value = "Yes"> <param name = "audir" value = "au/tango"> <param name = "kanadir" value = "au/kana"> <param name = "gifdir" value = "gif/tango"> If you can not display Java applet, <blink>please setup <a href="help.html#javaenv">Java environment.</a></blink> </applet> </body> </html> |
音声教材のアクセス時間は、初回はJavaクラス等の転送のため、時間がかかるが、
2回以降は、キャッシュ機能により、音声資料のみの転送であるので、
数秒でアクセスできることを示している。
| Pages | Access | File Name | File Size | Total Size | Access Time(*) |
| Top page | First | inde x.html | 9kB | 9kB | about 3 sec |
| Second | index.html | 0kB | 0kB | about 0 sec | |
| A dictation page | First | Java Initialization | - | - | about 15 sec |
| word.html | 1kB | 42kB | about 15 sec | ||
| dictation.class | 20kB | ||||
| word.class | 3kB | ||||
| word1.au | 5kB | ||||
| ok/ng.au | 13kB | ||||
| Second | word.html | 0kB | 5kB | about 2 sec | |
| dictation.class | 0kB | ||||
| word.class | 0kB | ||||
| word2.au | 5kB | ||||
| ok/ng.au | 0kB | ||||
| Another dictation page |
First | accent.html | 1kB | 10kB | about 4 sec |
| dictation.class | 0kB | ||||
| accent.class | 4kB | ||||
| word3.au | 5kB | ||||
| ok/ng.au | 0kB | ||||
| Second | accent.html | 0kB | 5kB | about 2 sec | |
| dictation.class | 0kB | ||||
| accent.class | 0kB | ||||
| word4.au | 5kB | ||||
| ok/ng.au | 0kB |
| English | Input | Output | Youareright! | Youarewrong! |
| Japanese | こたえ | けっか | せいかいです。 | まちがいです。 |
| Chinese | 回答 | 判定 | 正確 | 錯誤 |
| Malay | Keputusan | Jawapan | Andabetul! | Andasalah! |
| English | Del | Sound | Replay | Confirm | Hint | Level | Help | Next |
| Japanese | もどる | おと | きく | おわり | ヒント | レベル | せつめい | つぎ |
| Chinese | 返回 | 声音 | 重放 | 確定 | 提示 | 水平 | 用法 | 下一個 |
| Malay | Padam | Bunyi | Ulang | Periksa | Pembayang | Tahap | Penerangan | Seterusnya |
| Method | 入力 | 長所 | 欠点 | 備考 |
| Mouse | ひらがな | 扱いが簡単なため、だれにでも使用出来る。 | 入力速度が遅い。 | 外国人、子供向き |
| Keyboard | ひらがな | 入力速度が速いので、文章の入力に適している。 | 日本語入力可能なシステムが必要である。 | 日本人向き |
| ローマ字 | 入力速度が速いので、文章の入力に適している。 | ローマ字を理解する必要がある。 | 日本語フォント不要、両者のローマ字学習者向き,Netscape Ver.2対応 |
マルチプラットホーム対応等の動作確認は、以下のブラウザを用いた。
日本語の音声資料は、以下で聞くことができる。
現在公開してから、約1年4ヶ月が経過しているが、
現在57カ国からアクセスがあり、アクセス回数の約半数が海外からである。また、
最近は1日平均約50回のアクセスがあり、アクセス数の定常化傾向も見られる。
このように、国際的にもオンデマンド.ネットワーク型日本語教育システムに
興味を持たれていることがわかる。
しかし、海外からは多大なアクセス時間を必要とするため、
まだ、十分に利用されていないので、今後高速化等の改良していく必要がある。
なお、1997年9月3日には、オランダから、わずか1日で約90回のアクセスがあったが、
このように、Web Directory Serviceへの登録は、非常に重要であることが分かる。
また、1998年4月22日に読売新聞朝刊でLESSON/Jのページが紹介
されたが、日本からのアクセスの増加と共に、米国、カナダ、スイス、シンガポール、
台湾からのアクセスの増加が見られ、海外で日本の新聞の購読がなされている
ことが分かり、日本向けの広報も海外向け広報と共に効果があることが分かる。
Japans verstaan Jouji Miwa heeft een site gemaakt met het LESSON/J (Japanese Language Education System for Speech on an On-demand Network). Bezoekers kunnen zich trainen in het herkennen van gesproken Japanase woorden. Het systeem maakt gebruik van Java.